でっち上げDVで困ったときの対処法
2015/06/24
いとこの男性が妻にでっち上げDVを受けました。
最終的になぜ妻がそのようなことをしたのかというと、自分が不倫をしており不倫相手と結婚するためにいとこと離婚したかったようです。
初めは夫婦間の会話が減少したり、お互いに無愛想になったりと普通の夫婦間不仲だったようですが、そうこうしている間に妻がほかの男性と不倫関係になったようです。
夫側(いとこ)は当時34歳で妻が28歳でした。夫の職業が開業鍼灸師だったため、基本的にはほとんど休みがなく、遅い時間まで仕事をしていたようです。
ある日、妻が友達に「夫に暴力を振るわれているため離婚したい」という旨を話しました。その時点では友人に対して自分の負い目を正当化したかったのでしょうが、その友達は妻の話を信じ、弁護士への相談を促しました。
結局、後へ引けなくなったような形で彼女は友人に話をしたのと同じような感じで夫の暴力を弁護士に相談したようです。この時点で本格的なでっち上げDVが始まります。
夫側はなにも知らず、突然弁護士から話が届き離婚話へ発展。この時点から寝耳に水だったそうですが、離婚そのものは仕方がないと思ったようです。
夫側は財産を折半し離婚するつもりだったようですが、話をよくよく聞くと「自分が妻に暴力を振るっている」という話が飛びだしたのでかなり驚いたようです。
でっち上げDVという言葉すら知らなかったので「そんなことがあり得るのか?」と強い疑問を持ったようです。この話は最終的に夫に軍配が上がります。というのも夫(いとこ)は私の兄でもある弁護士に、その前から離婚の相談をしていたのです。
こんな話になる1年くらい前から相談していたようなのですが、兄が提案した対策の中に「日記をつける」という行為があったようで1年分の日記を書いていたそうです。
まさか兄もでっち上げDVに発展するとは思っていなかったようですが、日々の生活が記された日記と妻の発言が食い違い、彼女は夫から慰謝料をとることはできませんでした。
妻のでっち上げDVはあまり計画的なものではなかったようで、弁護士に対しても暴力を振るわれたと大ざっぱに答え、その話に現実味を帯びさせるために、壁紙の破れた箇所や家の破損個所を全て夫の暴力によるものだと言っていたようです。
でっち上げDVは最近ではよくある話と聞きますが、法律に詳しく頭のキレる女性であれば本格的に慰謝料請求される可能性がありますので とっても危険です!
でっち上げDVは、自分がそもそもDVを行っていないのですから、当然 事前対策をうっていません。離婚という言葉が浮かんだ時点で出来るだけ早く弁護士に相談するべきだと思います。
いとこの場合は身内に弁護士がいて、しかも「でっち上げDVというものの存在や可能性」を考えていたため解決できましたが、でっち上げDVを知っている一般人がそこまで多いとは思いません。
でっち上げDVは自己の尊厳を傷つけるものです。
知識と早期対策を必要としますので、弁護士を身近に感じておくことが重要です。