でっち上げDVで離婚に至った時の対策について
2015/10/25
DVという言葉を聞く機会が増えましたが、非常に大変な問題ではあるものの、私は暴力を振るうという事は無かったですし無縁のものだと思っていました。ましてや、でっち上げDVで離婚を迫られる事になるというのも想像出来なかった事でした。
当時は、私が39歳自営業で、妻が36歳、息子12歳という家族構成でした。私自身は結婚前の独身時代に浮気したことがあり、結婚してからも妊娠期に浮気をしたことがあります。割と浮気癖のようなものがあったのですが、ここ6年程は全くそういう事は無かったですし、妻とも上手く過ごしているつもりでいました。
しかし暴行した事が無いにも関わらず、暴行したと言われるようになり、離婚は避けたかったですから夫婦双方の両親に冤罪を訴えて相談したり、友人に相談したりしていましたが、妻は聞く耳持たずに「暴行された!」との一点張りです。
誰に相談しても「よく話し合って」と言われる程度でしたし、実際に「話し合おう」と妻に言ったら「とりあえず離れて考える時間が欲しい」と言われたので実家に帰しました。
ところがその後に離婚の話を持ちあげてきて、さらに子供の親権や慰謝料や財産分与まで主張される事になり一方的に話が進んでいきました。
酒癖も悪く無いので記憶にない暴力も無いですし、誰に相談していいかも解らず、そもそも何でこの状況になっているかも解らなかったため弁護士に相談する事になりました。
弁護士の選択に関しても、知り合いの弁護士もいかなったため、いくつかの事務所を検索して相談に行き、こちらの状況を親身に聞いてくれる方を選択することにしましたが、結局、いつの間にか双方が弁護士を付けるという状況になっていました。
自分の中ではもう離婚を決意しており、でっち上げDVの嘘を証明しても復縁は無理と判断していました。一方的にでっち上げDVで離婚調停に進めて行く相手への不信感からも離婚を避ける気はなく、あくまで名誉や権利の問題だと考えるようになり、冤罪対策をすることになりました。
弁護士さんにもその事を話すると、でっち上げDVのケースでは無罪主張出来ても夫婦が円満に過ごせる例は知らないと言う事でした。むしろ中途半端に離婚を避けたいと足掻いても泥沼に陥るケースが多いと言われました。そもそもでっち上げDVを行うという事は「何が何でも離婚したい」という意志表示でもあり、それと同時に金銭面や権利主張をしたいというなんだと言われました。
そういう人間との復縁は不可能ですし、復縁しても、またいつ「でっち上げDV」のような妄想を語られるかもしれませんから、私自身の社会生活にも悪影響が出てくる事になります。
ただし、私が悪い事をしたのは大昔の浮気程度です。妻もその事をずっと根に持っていたのだと思いますし、(よく周りでも聞きますが)若い時期の浮気を妻が覚えていて、定年後にその恨みを晴らすかのように離婚を突き出すと言う事は多々あると言う事ですから、女性の思考は男性には理解しがたい部分があるようです。
でっちあげDV対策は、裁判で事実を粛々の述べるだけです、相手弁護士との対応に関しても特に無く、事実だけをとにかく語り、相手側の主張に対してもイラつく事はありますが、妄想に対して感情を動かすのも無駄ですし、とにかくでっち上げDVに対して自分の正義を貫けば良いのです。
私も裁判に入る頃には非常に冷静というより完全に冷めた感覚で「どうでもいいから早く終われ」程度で何も脳が動いていないような感じでしたし、ただ問われた事には答えますし、相手の主張に対して事実を伝えるのみでした。
相手が興奮していてどちらが真実かは裁判官にも伝わったと思いますし、ヒステリック過ぎる姿は無様にしか映らず、もう裁判の頃には「ただの他人」で、街ですれ違ってもあいさつもしない他人というように切り替わっていた感覚です。
結果的に離婚が決まり、でっち上げDVですから財産分与も慰謝料も無く、親権は母側に譲る事になりました。子供は引き取りたかったですが、子供の意見も尊重して養育費は成人まで払い続ける事で決定です。
今思えば私に少しでも復縁の期待があったり、相手への情があればでっち上げDVが成立してしまっていたかもしれないですし、でっち上げDVは毅然とした態度で居れば嘘はバレるものですし、相手が不利になっていくのも解りました。